ツタの絡まる古い礼拝堂があったのを覚えています。
大きなミサの日、神父様が園児ひとりひとりの首にかけてくれたのは
マリア様のレリーフが刻まれた楕円形のメダイヨン。
ガーネットのように透き通る、赤のガラス張りでした。
今もそれは、どこか遠い世界へとつながる小さな窓。
向こう側に見えるのは外国かもしれないし、
過ぎ去ったはずの幼い日かも知れない。
それを追いかけて、今を生きているような気もします。

神父様にもらったメダイヨンはいつしかなくしてしまいました。
これはポルトガルのお土産だったかな
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